徘徊する利用者様

私が以前在宅介護に関わっていた時に、とても大変だったのは徘徊する利用者様でした。
徘徊する利用者様は、自分で戻ってこられなくなる場合も多いですし、行き先に検討がつかない場合はしらみつぶしに探すしかありません。
少し不適切になるかもしれないですが、歩ける認知症の方の介護は本当に大変なのです。
私が勤めていた時、徘徊する利用者様は常に見える範囲で注意しなければいけませんでしたが、職員が交代で昼休みに入って、少し落ち着いている時間に、一瞬目を離したすきにいなくなった方がいました。
もちろんトイレなどにはいなくて、手の空いている職員は分担して街の中を走り、名前を呼びながら探しました。
自由に歩かせてあげたら良いのかもしれませんが、自分で場所が分からなかったり、帰ってくることができない以上、そういうわけにはいきません。
一緒について歩いてあげたくても、その方にずっと1人がついていたら、他の方の介護がおろそかになってしまう場合があります。
歩きたそうにしている時は、話しかけて話題を逸らすなど工夫はするのですが、本当に一瞬で何処かに行ってしまいます。
万が一見つからなかったり、転倒などで怪我をされてしまったら、当たり前ですが介護士の責任になります。
しかし他の方の介護、やるべき仕事がある中で常に徘徊に気を配ることはとても精神的に疲れます。